さ・た
 
 

歯周病

◆歯周病とは・・・
歯周病は、歯肉の病気と思われがちですが、実際には歯を支える骨(歯槽骨)が炎症を起こして溶けていく病気です。支えとなる骨がなくなるわけですから、当然歯はグラグラ動き、その結果「噛めない」「噛むと痛い」といった症状が出てきます。さらに進めば歯は自然に抜け落ちてゆきます。

一般に歯周病は慢性の炎症なので、通常は身体の抵抗力により歯周病を抑えています。しかし疲れたとき(睡眠不足や二日酔い、激しい運動の後などのように、体力が著しく低下した時)には、そのバランスが崩れて急性の症状が、腫れや痛みとして出てきます。歯周病の特徴のひとつに「自覚症状なしに進行する」ということが挙げられます。放っておけば気付かないうちに、血液を介して全身に細菌やその毒素がまわり、思わぬ全身的な影響が出る事もあります。

歯周病の原因は、歯垢や歯石という歯の周りの汚れです。最大の予防は、毎日のブラッシングと定期的なスケーリング(歯石取り、歯のクリーニング)、そして自覚症状の無い歯周病の定期検診といえます。

◆歯周病の進行

歯茎に歯垢がたまり、炎症を
起します。
歯垢が石灰化し、歯石になり隙間が出来てしまいます。
歯槽骨が破壊され、歯が固定
されなくなります。
血や膿が出て、最終的に歯が抜  けてしまいます。

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だ液

だ液は、消化活動の過程で一番最初に食物と接触するものです。耳下腺・顎下腺・舌下腺の三大唾液腺と口の中に無数にある小唾液腺から分泌されるもので成人で1日に1〜1.5リットルが分泌されています。

だ液の仕事は、食物が口の中に入る前から始まります。おいしそうなものをみたり、においをかいだりすると漿液性(サラサラした)だ液が出て、口の中に食物を受け入れる準備をします。

また砂や埃などが、口の中に入った時も、それを吐き出し易いようにサラサラだ液が出てきます。

逆に食物が入ると酵素を多く含んだ粘液性(ネバネバした)だ液が出て、消化を助けます。刺激物が口の中に入るとその分泌量は増えて刺激を和らげます。だ液が常に出てくることで口の中は湿潤し、舌の動きが滑らかになり、発音がスムースになります。

消化吸収にはプチアリンアミラーゼなどの酵素がデンプンや炭水化物を分解します。この他にも次のような実に多くの効果があるのです。

  1. 浄化作用
  2. 殺菌・抗菌効果
  3. 粘膜保護作用
  4. ph 緩衝作用
  5. 歯の再石灰化作用

だ液は副交感神経の働きで分泌されるため、緊張やストレスによって、分泌が抑えられます。現代人はこの為にだ液分泌が少なくなる傾向にあり、その結果、様々なトラブルが発生やすくなります。

ドライマウス、舌痛症、口内炎、感染症などが起こりやすくなっているのはこのためと考えられます。

また、睡眠時はだ液の分泌量が少なくなりますので、朝起きたら一杯の水を飲むと良いでしょう。

だ液を出すコツは、歯ごたえのあるものを咬むこと。そして、軟らかいものでも咬む回数を増やすこと。

食事を味わうこと。また、酢を使った食事を食べるのも良いでしょう。(酢を使うと通常の7倍の量のだ液が出ます。)

「つばをはく」「つばをつける」など、とかく悪いイメージ゙が持たれやすいだ液ですが実は、我々の身体が作り出す魔法の液体といえます。おいしく食事を食べよく咬むこと、これが健康を維持する第一歩といえそうです。


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知覚過敏

◆知覚過敏とは・・・
鏡で見ても、「虫歯」のような色がないし、穴もあいていない。でも歯ブラシを当てたり、水でうがいしたり、冷たいものや甘いものを口にすると「しみる」。そんな場合は、象牙質知覚過敏症の疑いがあります。ブラッシング圧の高い はぶらし(強くゴシゴシ磨く)をしていると、歯の表面がだんだんと減っていき(エナメル質が削れて)内側の象牙質 が剥きだしになった場合(くさび状欠損)や、歯周病が原因で歯肉が下がり、歯の根が外から見えるようになった場合に 起こる事があります。ある程度の進行ならば、減ってしまった歯をレジン(樹脂)などで詰めたり、フッ素の入ったセメントや樹脂をコーティングして外の刺激を遮断したり、レーザーを当てて症状を軽くしていきます。

知覚過敏症は虫歯が原因ではないのに、神経が軽い炎症を起こした為に、通常では反応しない程度の刺激(冷たいものや 熱いもの、甘いものなど)に対して強い反応を起こす状態です。炎症が抑えられれば治りますが、放っておくとその炎症が広がって、神経を取らなければならなくなります。

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電動ハブラシ

◆電動ハブラシの種類・・・
電動ハブラシを大きく分けると(1)電動ハブラシ(2)音波ハブラシ(3)超音波ハブラシの3つになります。
電動ハブラシは、ブラシが回転したり前後左右に動いたりすることで機械的にプラーク(歯垢)を取り除くものです。音波ハブラシや超音波ハブラシは音波による振動で、プラークを除去するものです。各メーカーによりその周波数は異なります。超音波ハブラシの代表は「ウルティマ」「デンターシステマ ウルトラソニック」で160万Hzの周波数で発振します。音波ブラシは、現在数十種類のものがあり、「ソニッケアー」シリーズや「プリニア」などがその代表です。
汚れを落とす効果としては、音波ハブラシは汚れを浮かして機械的に除去するもの、超音波ハブラシは、さらに早い周波数を利用して、プラークを破壊することで汚れを除きます。

◆特徴・・・
電動ハブラシは、従来の手用ハブラシの延長と考えてよいでしょう。
音波ハブラシは振動により汚れが浮いてきますが、最終的にはハブラシを動かして汚れを取っていきます。
超音波ハブラシはプラークを破壊しますが基本的には、ブラシを歯に当ててゆくだけで良い(毛先の当たっている部分から1〜2oの部分まで破壊されます。)ものですが、やはりハブラシは動かす必要があります。
こうしてみていくと、超音波ハブラシが最も優れているように思えますが、実際には、ハブラシのヘッドの大きさやその振動が手に伝わり、しびれを感じる、頭に響くなどのデメリットもあり、一概に超音波ハブラシが絶対に良いとも言えないようです。

◆ハブラシの選択
基本的には普通の手用ハブラシを上手に使えるのであれば、これが一番優れているともいえます。しかしながら、忙しい日常生活の中で朝昼夜と1日3回のブラッシングに長い時間をかけられないのであれば、電動ハブラシはとても有効でその効果を十分に発揮します。
時間の無い朝昼のときに電動ハブラシ、時間をかけられる夜には手用ハブラシを使うといった使い分けも良いかもしれません。


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